神栖済生会病院での乳幼児難聴外来
本講座は茨城県や各地域と連携して,茨城県内での医療活動を行っています。
その1つとして神栖市の神栖済生会病院で,大久保英樹准教授が耳鼻咽喉科を,横谷省治講師,阪本直人講師が総合診療科を担当しています。
特に神栖市は茨城県内で最も出生率が高く小児が多いのが特徴ですが,小児科を初めとする小児医療が不足しています。
そこで大久保准教授は,2009年の本講座設立以来,難聴疑いの小児に対する神栖市内で唯一の一次精密検査機関として「乳幼児難聴外来」を設け,この地域の医療機関ではそれまで行われていなかった聴性脳幹反応(ABR)を行っています。
設置3年を迎え神栖市保健センターや神栖市内医療機関だけでなく,周辺医療機関からのご紹介も多くなり,本講座の活動により,茨城県の各地域の医療がより充実することを願っています。
(写真は個人の特定ができないように加工し,ご家族よりご同意を得たうえで掲載しています)