特養でコミュニケーション勉強会を開きました
先日、診療所の関連施設でいつも回診に行っている特別養護老人ホームの職員勉強会の講師を依頼され、「コミュニケーションスキル-悪い知らせの伝えかた」と題したレクチャーを行ってきました。
緩和ケア研修会などで学ぶSHAREの方法を時系列に簡素化した「起承転結アプローチ」を用いて、「入所者さんが他者を引っかいたり自傷してしまったりする、認知症も進んでしまっているようだ」といったお話しを家族にするというシナリオで2人1組になってロールプレイをしてもらいました。レクチャー中は皆さん控え目でしたがロールプレイは大いに盛り上がり、「今日の勉強会は達成感があった」「次からの面談で起承転結を意識したい」「いつも先生の面談がこの手法を用いているのがわかった」「わざわざ呼ぶ外部講師の講演よりずっと面白い」などの嬉しい感想が聞かれました。これからも、関連施設を含めた医療介護従事者のスキルアップに貢献できればと思います。
大森医院 宮澤 麻子