医学3年生喫煙予防教室実施@日立市大沼小学校
11月29日(金)に、日立市大沼小学校にて、医学3年の4人が、日立市の天谷医院院長・天谷龍夫先生のご指導のもと、喫煙予防教室を行った様子を見学してきました。
医療概論Ⅲの授業の一環で、地域でヘルスプロモーション活動にご活躍の先生がたに直接教わる1週間の授業を経て実際に、今度は自分たちが、地域にでて、患者さんや子供たち、高齢者の前で講演します。今回は、小学6年生とその保護者のかた、総勢100名を超える地域住民の皆様の前で、喫煙予防教育をおこないました。天谷先生のご講義は、いつも、インパクトがあり、正しいことをまっすぐ子供たちに伝えている様子がよくわかり、本当に私も勉強になりました。
40分の講演のうち、10分という短い時間を学生たちは頂ました。とはいっても、この10分は子供たちに直接ひびく貴重な時間。1分も無駄にできません。何度も天谷先生にスライドをチェックいただき、フィードバックを頂き、さらには何度もリハーサルをして臨んだこの10分。子供たちの真剣なまなざしが光ります。
「受動喫煙によって引き起こされる病気」というスライドを見せた瞬間、子供たちから「えーー!?」という声が。おそらく後ろの方で保護者の皆様も同じような感覚だったに違いありません。
講演後、戻ってきてから、天谷先生が学生にこう言いました。
「君たちは、もう十分、たばこについて話せる知識を持っている。研修医になって、研修病院にいって、もしまだ吸ってる院長や医者がいたら、堂々と言えるぞ。患者さんにもな。」
喫煙率は下がってきてるとはいえ、まだ30%台。残念ながらさらには、若い女性の喫煙率はわずかながら上昇傾向が見られます。「たばこは博物館に行かないとみられない」という時代が、できるだけ早く来ることを祈っています。
(堤 円香)