第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加しました

平成24年9月1~2日に博多で開催された第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加しました。

今回の学会では、筑波総合診療グループから多数の演題を発表することができました。

学会発表は大切だとわかっていても、忙しい日常の中でついつい後回しになってしまうこともあると思いますが、日々の貴重な経験を、同じ志を持ってがんばっている全国の仲間に向けて発信し経験を共有することで、自分たちだけでなく、自分の取り組んでいる分野全体の発展につなげていくことは、私達医師の責務でもあると思います。

今年の2月の教育セミナーで行われたワークショップ「学会発表をしよう!」で、日常の診療、教育、研究の活動の中で発表につながるようなタネを見つけて、「これを○○学会で発表します!」と宣言したことが今回の発表につながったメンバーもいました。企画を担当してくださった皆さま、さらなる一歩につながるような企画を本当にありがとうございました!

総合診療科学生の外来診療実習をサポートするために開発した病歴聴取シートについての発表。「うちの病院でも取り入れてみたいね」という声も聞こえました。

細菌性髄膜炎の診断における臨床情報の操作特性について。日々の臨床決断に役立つような情報を発信していけたら嬉しいですね。大学院生の発表は、さすが落ち着いていました。

インターナショナルセッションです。英語での質疑応答も落ち着いていてさすがです!

夜のご当地懇親会は学会の醍醐味の一つですね(こちらがメインの人もいる?)。博多といったらモツ鍋!一生の思い出に残るようなインパクトのあるお店でした!

(平成24年9月15日 前野貴美)