医師を目指す高校生が集まりました

筑波大学医学群医学類オープンキャンパスツアー2013年8月26日
例年オープンキャンパスにあわせて、県保健福祉部医療対策課が主催してバスツアーが行われています。今年も定員いっぱいの80名の県内高校生が参加してくれました。

 

地域医療教育学ではこれに協力して、ツアー参加学生のための特別講座を開講しています。今回のテーマは、『からだからの情報を読み取る~身体診察~』前野哲博教授と横谷省治講師が担当しました。

 
臨床医の仕事の中でも重要なものである診断。その中でも、からだから発せられるサインを読み取っていくのが身体診察です。また身体診察をするとき、その所見がどのような仕組で表れ、どのような意味があるのかを考えてみると、人体の複雑さの中にも合理性を見ることができて、興味が湧いてきます。

 


高校生の皆さんは40名ずつに分かれて、バイタルサイン(脈拍と血圧)、神経学的診察(腱反射など)の実技を交互に体験しました。短時間にも関わらずめきめき上達し、熱心に取り組むその姿勢に、未来の医師の姿が見えました。

特別講座のあとは、キャンパス見学や在校生による相談コーナーなど一般のオープンキャンパスプログラムに参加し、筑波大学の良さを知ってもらえたかな、と思います。
(文責:横谷省治)